スキンケアと美容医療は、別物?
「美容医療に頼らずにきれいになりたい」
そういう方に出会うことがあります。
その気持ちは、とてもよくわかります。
けれど実際には、そうした方の多くが、化粧品やサプリメントにはしっかりと投資されていたりします。
「化粧品を日常的に使っている人は、美容医療を選ぶ可能性のある人たち」
昔の上司がそう言っていたのを、ふと思い出しました。
当時はそこまで深く考えていませんでしたが、
今になって、その言葉の意味が少しずつ実感として染み込んできています。
相互に補い合う存在として
肌の変化は、日々の積み重ねによってつくられていきます。
美容医療を月に一度受けていても、
そのあいだのホームケアが乱れていれば、治療の効果も出にくくなってしまう。
特にしみ、くすみ、ニキビ、毛穴、肌の張りといった肌治療においては、それが顕著です。
逆に言えば、スキンケアだけで完結できるケースもあります。
でも、年齢や生活環境、肌状態によっては、それだけでは足りないこともある。
だから私は、美容医療とスキンケアは、相互補完の関係だと思っています。
どちらか一方ではなく、両方をバランスよく使っていくことが、現実的で持続可能な選択肢なのではないかと。
美容医療は、「続ける」ための手段
美容医療というと、“変える”ものという印象が強いかもしれません。
でも私は、それ以上に“続ける”ための手段だと捉えています。
肌と向き合い続けるために、
その時々に合った選択をしていくために、
医療という専門性を、うまく取り入れてもらえたらと思っています。
美容医療は、スキンケアとは別次元のものではありません。
もっと日常に近い場所でつながっている――
そう思うようになりました。
肌を知ることから、整えることへ
そうした考えから、Glowa Clinicでは、
「肌の状態を知ること」を何より大切にしたいと考えています。
そのひとつの手段として、肌診断機の導入も検討しています。
見た目だけでは判断しきれない情報――水分量、色調、毛穴、炎症、紫外線ダメージなど――を可視化することで、ご本人の感覚と医療者の視点が、同じ地図の上で会話できるようになる。
それは、治療の精度を上げるという意味だけでなく、
「自分の肌と向き合う」というプロセスそのものを支える道具でもあります。
おわりに
スキンケアと美容医療。
どちらかを選ぶ、というより、どちらも味方につけていくような感覚で。
Glowaではそんな考え方を大切にしながら、
ひとりひとりに合った“整え方”を一緒に見つけていけたらと思っています。
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