Behind Glowa #15|化粧品と美容医療のあいだ

スキンケアと美容医療は、別物?

「美容医療に頼らずにきれいになりたい」
そういう方に出会うことがあります。

その気持ちは、とてもよくわかります。
けれど実際には、そうした方の多くが、化粧品やサプリメントにはしっかりと投資されていたりします。

「化粧品を日常的に使っている人は、美容医療を選ぶ可能性のある人たち」
昔の上司がそう言っていたのを、ふと思い出しました。

当時はそこまで深く考えていませんでしたが、
今になって、その言葉の意味が少しずつ実感として染み込んできています。

相互に補い合う存在として

肌の変化は、日々の積み重ねによってつくられていきます。
美容医療を月に一度受けていても、
そのあいだのホームケアが乱れていれば、治療の効果も出にくくなってしまう。
特にしみ、くすみ、ニキビ、毛穴、肌の張りといった肌治療においては、それが顕著です。

逆に言えば、スキンケアだけで完結できるケースもあります。
でも、年齢や生活環境、肌状態によっては、それだけでは足りないこともある。

だから私は、美容医療とスキンケアは、相互補完の関係だと思っています。
どちらか一方ではなく、両方をバランスよく使っていくことが、現実的で持続可能な選択肢なのではないかと。

美容医療は、「続ける」ための手段

美容医療というと、“変える”ものという印象が強いかもしれません。
でも私は、それ以上に“続ける”ための手段だと捉えています。

肌と向き合い続けるために、
その時々に合った選択をしていくために、
医療という専門性を、うまく取り入れてもらえたらと思っています。

美容医療は、スキンケアとは別次元のものではありません。
もっと日常に近い場所でつながっている――
そう思うようになりました。

肌を知ることから、整えることへ

そうした考えから、Glowa Clinicでは、
「肌の状態を知ること」を何より大切にしたいと考えています。

そのひとつの手段として、肌診断機の導入も検討しています。
見た目だけでは判断しきれない情報――水分量、色調、毛穴、炎症、紫外線ダメージなど――を可視化することで、ご本人の感覚と医療者の視点が、同じ地図の上で会話できるようになる。

それは、治療の精度を上げるという意味だけでなく、
「自分の肌と向き合う」というプロセスそのものを支える道具でもあります。

おわりに

スキンケアと美容医療。
どちらかを選ぶ、というより、どちらも味方につけていくような感覚で。

Glowaではそんな考え方を大切にしながら、
ひとりひとりに合った“整え方”を一緒に見つけていけたらと思っています。

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